2009年4月26日日曜日

Negotiation

今回のessayのテーマはコレ。そろそろreadingを終わりにして書き始めなくては。まぁ、なんとかなる気が。いつもの如くね。今日はNegotiationに関する本を読んでいて思ったことを。

なんか自分が読んでいたNegotiation (主にbusinessのエリア)に関する研究者は、“Negotiationに重要なのは、その過程で強制 (coercion) ではなくて説得 (persuasion) という方法を用いることだ”って。つまり、Negotiatorに必要なのは威圧とか威嚇ではなくて、相手と協力して問題解決にあたる姿勢だと。

確かにそういう要素はNegotiatorに不可欠だとは思うけど、自分的には優れたNegotiatorには状況に応じて、coercion (強制/威圧) からpersuasion (説得/対話)のあらゆる方法を柔軟に自らの意志で選択できる、って能力が必要だと思う。

この著者は、話し合いをすれば分かりあえる、って前提に立っている気がするけど、中には話し合いをしても無駄な状況もあると思うんだよね。しかも、そう言う状況は別に例外的なものでは無くて、結構頻繁に起きている気がする。。。自分が働いていた時にも、このタイプの言い争いには巻き込まれたことも結構あるし。

例えば、文句を言うこと自体が目的になっている人(ちょっと前に流行ったクレーマーとか)に対して、協力的な対話で問題解決を図るなんて無駄、だと思う。そう言う人の面倒なところは、“ただこっちに謝罪をさせたいだけ(もしくは話し相手が欲しいだけ?)”とか“同じことを何度も繰り返してくるので、時間の浪費と言う意味で他の仕事の邪魔”、なところ。交渉の余地はないので、突き放す(相手が無駄なことをしていることを分からせる)しかないと思う。

そう言う人には:
* 同じ会話の内容を繰り返してきたら“もうその話は前回にしたけど、それでもまだ追加で何か言いたいことがあるのかい?”と軽く相手に同じ話をしないでね、とremindしつつ、
* 一つずつ会話のテーマが終わるごとに“この点に関して、他に不明な点はあるかい?”と聞いて、一個ずつ解決していることをremindして、会話が後戻りするのを防ぐように伏線を張って、
* 最後に“他に何か言いたいことはあるかい?”と聞いて、相手に“無い”と言わせることができれば、次に同じ内容で絡まれることは無かったね。。。まぁ、一方的に自分の側の立場を主張するものの、威圧と説得の合わせ技とも言えるか。。。

ある意味、この手の会話も面白かったけどね。クレーマーってどんな感じなんだろ? とか思いつつ。こういうクレーム対応は、もともと自分の担当ではなかったんだけど、面白そうだから引き受けてみたり(笑)

ちょっと今の現実に戻り、、、自分はMediator (仲裁人:他者の紛争の交渉の橋渡しをする)になりたいんだけど、正直、自分のキャラクターはNegotiator (交渉人:自分の側の立場を主張して交渉する)の方だとは思うんだよね。。。まぁ、個性なんだから今さら変えれないから仕方ないけど(笑)それに残念ながら(正しくは“幸運にも”)日本が直接紛争の当事者には現状なっていないから、Negotiatorを目指してもそのキャリアを積む機会も無いし(笑)だから、Mediatorを目指すしかないのです♪ まぁ、経済戦争と言う意味ではあるのかも知れないけど。。。まぁ、その道は今のとこ考えてないので。

ではでは。またね。
Tom