2017年1月30日月曜日

特化して個性をだして、その先に

新しい事業や部署を立ち上げる時に、自分も含めて、みんなが考えている「どうやって周りとは違う特化した個性をだしていこうか?」といった話。

何かを始める時に、まずは周りの景色をみて、そこから何かを始めるわけで、そうすると、大体の人は、他の人とは違うことをしよう!ということ考えると思う。

自分も、いつも通り、「他とは違うことをやりたい!」と考えて今のBIGのイメージを作っていったし。

でも、考えれば、何かに特化するとはいっても、立ち上げ期のリソースもない状態での特化、ってある意味、「ピンポイントでここだけは違うんだ!」というとっても限られた限定的な個性でしかない気もする。

自分たちが気づいていないだけかもしれない可能性も含めて、立ち上げ期にイメージしていなかった競合がいつか現れるはずで、そういった競争相手が、自分たちのピンポイントの個性への対抗手段を考えてきたら?

特化するといっても、ピンポイントの限られた対応力しかない組織は弱いと思う。競合が出てくることを想定して、対応力を高めるには、自分たちができるサービスの幅を、ピンポイントではなくて、広げていくことが必要なんだと思う。

生き残って強くなっていくために。

新しい部署としてBIGを立ち上げて2年ちょっと。立ち上げ期には思ってもいなかったくらいに、ある意味うまく進んできたとも思うけど、でも、心の中にある不安感というか、このままじゃいけない、という気持ちの原因はここら辺にあるんだと思う。

例えば、自分みたいなことをやりたいと思っている人がいたとして、そういった人が、今のBIGのようなことをコピーしよう!と思ったときに、正直、上手にやれるひとなら、それなりにコピーできちゃうと思うんだよね。。。

もちろん、今の状態で、完成だなんて全く思っていないんだけど。

うまくいった過去2年ちょっととは少し違ったアプローチに取り組むべきなんじゃないか、と思うこの頃。うまくいっているからといって、同じことを繰り返していたのでは、たぶん、競争上の優位性はどんどん失われていく。

自分たちにしかできない確かな個性とサービスの幅を広げていくこと、それが今必要だと思う。

ではでは、またね。

2017年1月26日木曜日

個性その2:考えてから?やりながら?

いろいろ考えることがあるとなんとなく自分の中でイメージが湧いてくる。

いまのベンチャーの立ち上げの仕事をしていて、思うこと。

「考えてから」という人は、なかなか計画ばかりで、実際の一歩が踏み出せない人が多い気がする。つまり、ベンチャーの立ち上げには、自分はこのタイプの人は向いていないと思う。

「やってから」という人。このタイプも危なっかしい。計画性がないから、どのタイミングで考え出すのかが読めない(笑)なので、一緒に仕事をするのは正直怖い。

世の中の人の個性を、そんなに単純には割り切れないかもしれないけど、なんとなくいいのでは、と思うタイプは次の2つ。

「考えながらやる人」

「やりながら考える人」

ここまでくると、ほとんど同じじゃん!と思うかもしれないけど、ここにも違いはあると思う。

自分は「やりながら考える」タイプだと思う。

どこら辺が違うの?

「考えながらやる人」は、状況の変化とかよりもまずは自分で考えて、行動をするタイプな 人だと思う。状況が変わらなくても、何か新しいことを考え出す感じ。

「やりながら考える人」は、状況の変化を眺めて、それへのリアクションとして考えて行動する人な気がする。新しいことを考えるには、きっかけが大事な感じ。

「考えながらやる人」は、自分発信で新しい動きにつなげる人だから、それは「やりながら考える」タイプの自分にとっても貴重な存在。

でも、「考えながらやる」タイプは、状況の変化を、新しい行動のきっかけにはしづらいとも思うので、変化の時には、少し考える時間が必要なのかも、とも思う。

「やりながら考える」派の自分は、「考えながらやる」人が作ってくれるきっかけも、状況の変化の一つだから、結構受け入れやすいのかな、と思う。

どちらも必要なのだけど、1人2役はなかなかむずかしいから、そうった人が集まるチームは強いと思ったここ最近。

ではでは、またね。

2017年1月25日水曜日

個性:カオス派と秩序派

今のBIG(ビジネス・インキュベーション・グループ)の立ち上げ期に、今もその延長でしかないけど(笑)、いてくれてとても嬉しかったというか、助けられたのは、視野の広いメンバー
ついついみんな常時パニック状態だから、目の前のことでいっぱいになっちゃいがちだけど、そういう時にいい感じで、優先順位をつけて仕事をしてくれる人は貴重
あ、あそこがやばいな〜 誰かを回さないと、って自分も思ってる時に、私が行きます!って気付いて動いてくれる人
みんな忙しいから、頼むのも少し気がひける訳で(笑)
一種のダメージコントロールのスキルだとも思う。立ち上げ期って、常時、どこかが火を吹いている訳で、致命的なダメージを受けないようにバランスをとるイメージ
自分はどちらかといえば、こういった乱戦(カオス?)状態が好きだけど、全員がそれだと組織は持たない。ただただパニック(笑)
そういった訳で、自分とは別の組織に秩序をもたらすタイプの人も、組織を大きくしていくのにやっぱり貴重なんだよなーとも思う。
そして、カオス派の自分は、秩序派の人に適当すぎる、とよく怒られる(笑)

2017年1月21日土曜日

新興国ビジネスで富裕層を狙う

新興国や途上国でのベンチャーと関わって仕事をさせてもらっている中で感じること。

現地の人が必要とする製品やサービスを、ビジネスを通じて提供していくこと、それにはとても価値がある。だって、お金を払ってまで欲しい、必要だ、と現地の人が考える価値のあるものを提供できているんだから。

そしてもう一つ、新興国や途上国でビジネスをやることの意味として思うこと。

ここ1年くらい、カンボジアでの仕事ができて、10年ぶりくらいにカンボジアの首都プノンペンに何度も行くようになって、気づいたこと。プノンペンにはレクサスがたくさん。ほんとに、市内ですれ違う車をぼーっとみていると10秒に1台はレクサスとすれ違うイメージ。

しかも、このレクサス、みんな新車で買っているとの噂。プノンペンにあるレクサスの台数は、東京よりも多いらしい、との噂も。でも、こんなにたくさん見かけるんだから、それも本当なのかも、と思えてくる。

でも、カンボジアは、国全体で見れば、まだ1人あたりGDPで言えば年間1000ドルをちょっと超えたくらいで、まだ一般的には豊かな国とは言えない状態。でも、街中にはあふれかえるレクサス。。。

これは今まで裕福であった人が、そのお金を使って新しいビジネスをして、さらに豊かになっていく。そうして、国の中の格差がどんどん広がっているような気がする。

ここに突破口を作るのも新しいビジネスの役割なのだと思う。

考え方によっては、新興国でビジネスをしたいと思う人は、その国で貧しいといわれる人たちにを対象として、そういった人たちの生活がよいものになるような製品やサービスを提供したい、と思う人が多い気がする。

もちろん、自分が今、取締役として一緒に仕事をしている会社の製品もそういったコンセプトの製品で、それもとても大切だし、やりがいのあるビジネスと思うけど、富の偏りをなんとかするには、富裕層に対してアプローチするビジネスも必要だ。

富裕層から貧しい人たちにお金を強制的に税金のような形で還流させるのではなくて、富裕層の人たちが、よろこんでお金を使って消費する製品やサービスを、今は貧しい人たちが仕事を通じて提供できれば、それはすっごく意義のあること。

富裕層から得た収入を、労働を提供した人にちゃんと対価として還元する仕組をともなうことで、富裕層からのお金の流れを作る。

そういったビジネスもどんどん増やしていきたいな。

ではでは、またね。