2018年8月16日木曜日

適切なインセンティブの設計

動機付け。これはとても大事だと思う。

メンバーに望むのはどういった姿なのか、それを伝えなければいけない。

それが伝えるだけで、Maxの力を発揮してくれるような人だったら、そんな動機付けとか、ましてやインセンティブの設計なんていらない。

そう、ちゃんと伝えれば、分かるハズ。。。

そんな思い込みをしていた時もあった。

でも、なかなか人は目指す姿を提示されても、それだけでは動けない。

やっぱりインセンティブの設計がとても重要なんだ。

そんなことがようやく分かった気がするここ数年。なかなかこれが実感できるようになるまで時間がかかったw

で、インセンティブってどうやって設計したらいいのだろう?

メンバーに目指して欲しい理想の姿をインセンティブという動機付けにもとづいて設計するのが大事だと思う。

でも、理想の姿って、言葉で漠然と伝えることはできても、漠然としたイメージを伝えるだけじゃ、それこそしっかりとした動機付けにはならない。。。

目指して欲しい理想の姿を、わかりやすく伝えることが重要なんだ。

分かりやすい、ということで言えば、叙述的な形ではなく、数字で表される評価指標とかは分かりやすい。

でも、数字で評価しようと思っても、設計した数字がちゃんと「なって欲しい理想の姿」を表しているとは限らない。

目指して欲しい姿を数字で表そうとして、こういったことに積極的に取り組んで欲しい、というメッセージになるかな?と思って試しに考えたとしても、それがメンバーにどういった形で受け取られるのだろう?

数字による評価は一見すると分かりやすいようで、メッセージがシンプルだから、それを受け取る人の解釈はそれぞれ違ったりする。

つまり、シンプルに明確に表そうと思って設定した数字が、受け取る人によって、まったく違う形で理解されて、設計したのとは全くの別物のインセンティブになってしまうこともある。

これは言葉にも言えることだけど、文字や言葉で表せるから伝えることができる、という錯覚に陥りやすいけど、その文字をどうやって解釈するかは、結局、相手がどう理解するか?に依存している。

望む姿を分かりやすく伝えたくて、数字で設計しても、それを受け取った相手に自分が意図したようなイメージで伝わるとは限らないんだ。

なかなかインセンティブの設計も奥が深い。

まだまだ知らないいろんなことがたくさんあっておもしろい。

ではでは、またね。