2018年3月14日水曜日

ネットワーク型組織の人材育成

個人が自由にその時々で組む相手を選んで、
もっとも成果をだすのに適したチームが流動的に作られる。

そんなのがネットワーク型の組織のイメージ。

自由に心の向くまま仕事をしたい派の自分にとっては、そんな組織がある意味、理想的型の一つなんだと思う。

実際に、現状、とっても仕事をしやすい。

何をするか指示されることもなく、
自分がやりたいように仕事を選べる今の状況はとても好き笑

でも、ネットワーク型のセルにあたる個人は、
自分で仕事をどうやって組み立てていくか考えて、
自分の意思で行動していかなければいけない。

誰かに指示を受けて、その下請けをしているような人は
ネットワークの中に埋もれてしまう、
というか自分の意思では誰とも組めない。

そう、自分が思うネットワーク型組織は、
ある程度、自立した個人を前提にしている仕組みなんだ。

でも、実際には、自立というか自分で勝手に仕事を組み立てていくことができるメンバーだけではない。そこにたどり着くには誰だって、訓練というか経験を積む時間が必要だ。

全く経験がない状態で、突然、ネットワーク型の組織に放り込まれたら?

たぶん、路頭に迷うだろう。ほんとに。

誰しもが、独立したセルとして活動できる状態を理想としつつも、
組織の中で人材を育てていかなければならない。

どういうアプローチが自分たちの目指す先の正解なのか分からない状態では、個人個人がアプローチを立案して実践していくネットワーク型はよい選択肢だと思う。

でもね、人も育てないと。組織は強くならない。

そう思うと、ネットワーク型の独立した各セルの下に、小さな5人くらいの人材育成を目的とした階層構造(ピラミッド)のチームを作る、というアプローチってどうかな?

仕事を進める単位でも構わないけど、
別に仕事を一緒にすることがなくても構わない気がする。

ただ、新しく入ったメンバーや、経験の浅いメンバーを育てる仕組み。

そして、育った人は、ネットワークの中の新しいセルとなって、その人の元にも人材育成のピラミッド型チームが構成されれば、上下の厚みと、自由な人材の組み合わせ、という両方の機能を持った組織ができるんじゃないかな。

外からの新しい人に期待するんじゃなくて、既存のメンバーにできるだけ、長く、そしてやりがいを持って仕事をしてもらいたい。

そんなことを思うここ最近。

ではでは、またね。