2012年6月21日木曜日

盗ったかどうかなんて問題じゃない?!

まるで冗談のような話。


今年の7月に国家予算が底をつく(かも)と言われている国、
南スーダンで。


5月頃に南北の内戦が終結した2005年以降、南スーダンの政府の元・現役の
役人75名が40億ドル(3,200億円)を横領した、と南スーダンの大統領が発表。


そこで、大統領から横領した金を返金すれば、恩赦を与えて無罪放免にする、
という警告状のような依頼状のような手紙を出したらしい。


手紙を出した時には、相手先の名前は伏せていたけど、
受け取った人の中には、自ら名乗り出る人も。


そして、反論。


「自分が横領したと非難されている時期には、自分はスーダン(北)政府に
仕えていたんだから、その時期に(国として存在していない)南スーダンの金を
盗むなんて出来る訳がない。」と。


あれ?


盗んでなんかいない! と反論するのではなく、盗ったとしても、
それはお前の金じゃない! と言っているような風にも聞こえる。。。


話がかみ合っていないよね。


思うのは、日本でも、国が税金を無駄遣いしているとか、
勝手に予算を隠し金にして蓄えている省庁があるとか、あることないこと
言い合って盛り上がったりするんだから、国の予算管理って大切だと思う。


同じことが開発援助の世界にも言える。

援助でお金であれモノであれ渡した後、渡しっぱなしではいけない。

外部の援助をする側が予算の執行状況を確認するのは当然だけど、
それに加えて、受け入れた現地政府が将来、自分たち自身で予算管理を
しっかりと出来るように、そんなプロジェクトをしてみたい。

監査ってスキル、役に立つハズだよね。

そんなことを思いつつ。

ではでは、またね。
Tom