まるで冗談のような話。
今年の7月に国家予算が底をつく(かも)と言われている国、
南スーダンで。
5月頃に南北の内戦が終結した2005年以降、南スーダンの政府の元・現役の
役人75名が40億ドル(3,200億円)を横領した、と南スーダンの大統領が発表。
そこで、大統領から横領した金を返金すれば、恩赦を与えて無罪放免にする、
という警告状のような依頼状のような手紙を出したらしい。
手紙を出した時には、相手先の名前は伏せていたけど、
受け取った人の中には、自ら名乗り出る人も。
そして、反論。
「自分が横領したと非難されている時期には、自分はスーダン(北)政府に
仕えていたんだから、その時期に(国として存在していない)南スーダンの金を
盗むなんて出来る訳がない。」と。
あれ?
盗んでなんかいない! と反論するのではなく、盗ったとしても、
それはお前の金じゃない! と言っているような風にも聞こえる。。。
話がかみ合っていないよね。
思うのは、日本でも、国が税金を無駄遣いしているとか、
勝手に予算を隠し金にして蓄えている省庁があるとか、あることないこと
言い合って盛り上がったりするんだから、国の予算管理って大切だと思う。
同じことが開発援助の世界にも言える。
援助でお金であれモノであれ渡した後、渡しっぱなしではいけない。
外部の援助をする側が予算の執行状況を確認するのは当然だけど、
それに加えて、受け入れた現地政府が将来、自分たち自身で予算管理を
しっかりと出来るように、そんなプロジェクトをしてみたい。
監査ってスキル、役に立つハズだよね。
そんなことを思いつつ。
ではでは、またね。
Tom