2008年8月29日金曜日

理由

こんばんは。

とうとう明日(既に日付が変わってしまい今日だけど)で、最終出勤日です。この1ヶ月間、最後の有給消化で休み続けていたので久々の事務所。とは言っても、貸与されている備品の返却に行くだけだから瞬殺です。

今日はめずらしく長編。

今の仕事は監査法人での会計監査。そして次に挑戦するのはイギリスでのConflict Resolution (紛争解決学)という大学院での修士課程。今の路線とは全く違う世界に行ってきます。

世の中の全てのことに理由なんて必要ないと思うけど、この今の意志決定には理由があって。今日はその話。どちらかというと自分へのReminderなのかも知れない。

もともと中学生の頃から、将来は戦争とかの紛争地で人の役に立つ仕事がしたいと思ったのがきっかけ。その頃から毎日流れるニュースや新聞記事での戦争とか虐殺とかを見ていて、それが繰り返される(場所は違ってたりするけど)のが悲しかった。なんか何にも出来ない感覚が。

そして、もっと自分がイヤだったのは、「もし自分がそういう状況に生まれていたら、どうなっただろう?」と考えた時。答えは、「たぶん自分では闘いを止めることはできないだろう」、って。怒りに全てが敵に見えているんだろうな、と。場合によっては武器を取って闘っている人の一人かも知れない。自分の性格を考えると、生まれた時から紛争に巻き込まれていたら、今の考え方はできない気がしたんだよね。それを認めるのも結構衝撃。

そんなことを考えた時に、せっかく平和な国に生まれて、平和な状態がどんなに素敵かということを経験できたのだから、これがもっと広まればいいのに、と。そんなこと(平和構築とでも言うようなジャンル)に将来関わりたいと漠然と思って早10年。

その間は、一直線ではなくてかなり寄り道したけど。別に自分の意志で選んだ道なので後悔なんてしていないよ(笑)予定通りです。

次のターニング・ポイントは、大学生になって2年目の夏。自分の将来をどうしようか、と再び考え出した時。自分のやりたい仕事をするには、海外の大学院に進学するのが必須条件に思えた。でも、ちょっと躊躇したのは、その仕事に果たして辿りつけるか?そして辿り着けても続けることができるか?出来なかったらどうなる?ってこと。

ここら辺が、さり気に小心者なところ。基本は大雑把に攻めていくのが好きだけどね。そうなって考えたのは、仕事(生活)の保障を手に入れたい、という思い。てっとり早く思いついたのが、何かの資格を手に入れること。その資格があれば、仕事には困ることは無い、と思えるようなものが。

そこからが、今の仕事につながるきっかけだったね。会計士(補)を取った後は、さすがに単なるライセンスだけじゃ意味がない気がしたので、少しは実務経験を積んで、お守りとしての効力を高めるために働いたよ。

約5年が過ぎで、自分では一通りの実務経験も積めたと思えたのが、去年の夏。そこからは、わくわくしながら、どんなマスターがあるのかなって探し始めて(意外と遅い)、辿りついたのが紛争解決学。ネーミング的にはドンピシャでしょ?コースの内容を確認してもいい感じ。

というわけで、来月からイギリスに行ってきます♪

帰ってきてからの仕事があるのか?は、全く不明だけど、自分のやりたいことに挑戦するってのが素敵じゃない?自分はやってみたい派。

ではでは。
Tom